クレジットカードが作れない原因8個と対策6個!作りやすいカードも

あなたは
- 申し込んだクレジットカードが作れない原因を知りたい
- クレジットカードの審査に通らない理由や、審査に通る方法を知りたい
- 作りやすいクレジットカードや代わりとなるカードを知りたい
とお考えではありませんか?
クレジットカードは社会で広く便利に使われていて、最近ではネット上で支払いがカードのみという場合も多いです。
そのため、クレジットカードを申し込んで審査に落ちてしまうと不安に感じるのもよくわかります。
結論からいうと、クレジットカードが作れない原因は8個あります。
- カード会社の申込条件を満たしていない
- 申込情報に虚偽がある
- 勤務先への在籍確認がとれない
- 収入が安定していない
- 短期間でクレジットカードの複数申し込みを繰り返す
- 他社借り入れの多さで返済能力がないと判断されている
- 信用情報に延滞が登録されている
- 初めてのカード作成で信用情報がない
この記事を読めばクレジットカードが作れない原因と対策がわかります。クレジットカードを申し込むときに審査が通りやすくなるでしょう。
また、作りやすいクレジットカードや代用カードを知ることができます。
ここでは
1章でクレジットカードが作れない原因8個、
2章でクレジットカードを作るための対策6個、
3章で作りやすいクレジットカードの見分け方、
4章で【審査ナシ】クレジットカードが作れないときの代用カード
について詳しく説明します。
この記事を読んで、あなたも上手にクレジットカードを作りましょう。
クレジットカードが作れない原因8個
クレジットカード会社はどこでも、カードを発行するときには審査をします。見るのは「支払い能力があるかどうか」です。カード会社に支払い能力の不足と判断されると、クレジットカードは作れません。
クレジットカードが作れない原因は以下の8つです。
- カード会社の申込条件を満たしていない
- 申込情報に虚偽がある
- 勤務先への在籍確認がとれない
- 収入が安定していない
- 短期間でクレジットカードの複数申し込みを繰り返す
- 他社借り入れが多く、返済能力がないと判断されている
- 信用情報に延滞情報が登録されている
- 初めてのクレジットカード作成で信用情報がない
それぞれ説明します。
カード発行会社の申込条件を満たしていない
クレジットカードを作るには、そのカードが求める条件を満たす必要があります。特に学生や20代など資格や年齢が限定されたり、継続した安定収入が求められたりする場合は注意しましょう。作りたいカードの申込条件をもう一度確認してください。
申込情報に虚偽がある
申込書に書いたあなたの個人情報に嘘があると判断されると信頼性が失われ、審査に落ちる場合があります。正確な情報を記載しましょう。
勤務先への在籍確認がとれない
カード発行会社はあなたが勤務先に在籍しているかを電話などで確認するときがあります。確認できないとあなたの申込内容の信頼性が失われ、審査に落ちる場合があります。
収入が安定していない
カード発行会社は、カード利用者がきちんと支払いを行えるのかをチェックしています。不安定な収入では支払いができないと判断される場合があります。
短期間でクレジットカードの複数申し込みを繰り返す
カード発行会社は審査のときに、これまでのクレジットカードやローンの利用状況を調査します。短い期間にたくさんのカードを申し込むと、お金に困っていると判断されます。
他社借り入れが多く、返済能力がないと判断されている
収入に対して借り入れが多かったりローンの枠が多かったりすると、今後の支払いができないと判断されます。
信用情報に延滞情報が登録されている
クレジットカードやローンの延滞は、支払い能力がないと判断され審査が通らないことが多いです。
初めてのクレジットカード作成で信用情報がない
ある程度の年齢以上で、1度もクレジットカードやローンを組んだことのない人は注意が必要です。
債務整理(自己破産など、借金を整理する手続き)をした人は信用情報にその内容が記録されます。一定期間を経ると削除され信用情報は真っ白になりますが、初めてクレジットカードを作る人も真っ白なので、カード発行会社にはその区別がつきません。そのため、間違われて審査に通らない場合があります。
カードを作ったことがない人は日頃から何らかの形で信用情報を育てておくのをおすすめします。例えば携帯電話を購入した時にあえて分割払いをしたり、作りやすいカードを作ったりして少額払い続けると実績を積めるでしょう。
【コラム】支払い能力を判定する2つの情報とブラックリスト
クレジットカードは利用者が決められた限度額の中で自由に購入し、あとから使った分の金額を支払う「後払い方式」です。そのためカード会社は審査をして利用者に支払い能力があるかを調査します。能力があると判断されればカードが発行されます。
審査は主に2つの情報をもとに行われます。
- 属性情報
- 信用情報
それぞれ説明します。
■属性情報
申込者本人やその家族についての情報です。例としては
- 勤務先
- 勤続年数
- 雇用形態
- 年収
- 家族構成(独身・配偶者・子供など)
- 住まいについて(賃貸・持ち家)
などがあげられます。これらの情報は申込者がクレジットカードの支払い能力を持っているかを推測するうえで重要な資料となります。
■信用情報
申込者の今までのクレジットカードや各種ローンなど借り入れに関する取引契約や申込情報です。この情報は信用情報機関が管理しており、カード会社は審査の際に都度照会して確認します。例としては
- 新規申し込みや契約内容
- 支払い状況
- 借り入れの金額
- 借入件数
- 過去の支払いトラブル(遅延や延滞、破産など)
などがあげられます。いわゆる「ブラックリスト」は過去の支払いトラブルの情報を指します。
過去に支払いに関して問題があると新規のカード発行は難しくなってしまいます。
クレジットカードを作るための対策6個
クレジットカードを作るには、カード会社に「クレジットカードの支払い能力がある」と判断される必要があります。そのためにできることをしていきましょう。
クレジットカードを作るための対策は以下の6つです。
- 延滞・滞納をしない
- キャッシングの利用限度額をゼロもしくは少なくする
- カードは期間を空けて申し込む
- 安定した収入を得る
- 申し込みの時に正しい個人情報を記載する
- 審査に通りやすいクレジットカードを申し込む
それぞれ説明します。
延滞・滞納をしない
クレジットカード会社は使った金額の支払いが遅れたり払われなかったりするのを一番嫌います。支払いは必ず行いましょう。
カードの支払い口座が総合口座普通預金の場合、普通預金口座に定期預金をセットしておくのがおすすめです。万が一普通預金に残高がなくても定期預金から一時的に支払ってくれます。
興味のある人は自分の口座で使えるかどうかを確認し、延滞や滞納を未然に防ぎましょう。
キャッシングの利用限度額をゼロもしくは少なくする
クレジットカードを複数持っている場合、キャッシング枠もカードごとに設定されます。この枠は未使用でもローン残高としてカウントされることがあります。使わないキャッシング枠はカード会社に連絡してゼロにしたり減らしたりしましょう。
カードは期間を空けて申し込む
クレジットカード発行会社は審査のときに信用情報を見ます。カードの申込履歴が短期間に集中していると、お金に困っていると判断されるかもしれません。申し込みは期間を空けて行いましょう。
安定した収入を得る
安定した収入は、カードの支払い能力を判断するうえで重要な情報です。フリーランスより会社員や公務員など給与所得がある人は有利です。
申し込みの時に正しい個人情報を記載する
間違った情報の提供は申込者の信頼性を失います。正しい情報を記入しましょう。
審査に通りやすいクレジットカードを申し込む
例えば、いきなりステータスの高いプラチナカードを申し込んでも、日頃からカードを適切に使って信用を築いていない人には発行が難しくなります。まずは作りやすいクレジットカードを申し込んで少しずつ実績を作りましょう。
【コラム】クレジットカードが作れない人の割合は25%前後
日本クレジット協会によると、クレジットカードを申し込んで作れない人の割合は25%ぐらいです。4人に1人は申し込みが却下されています。

引用:日本クレジットカード協会 クレジット関連統計を使用して筆者作成
申し込みのときはケアレスミスをなくし、できることを対策したうえで再度申し込めば問題ありません。クレジットカードが作れなくても焦らず取り組みましょう。
作りやすいクレジットカードの見分け方
確実に審査が通るクレジットカードはありません。貸金業法と改正割賦販売法により、契約者の収入や返済能力を考えないクレジット契約は法律で禁止されています。
しかし、作りやすいクレジットカードは存在します。2つの
- 作りやすさを決めるのは「カードのステータス」と「発行会社」
- 作りやすいのは「年会費無料」で「流通系や消費者金融系」のカード
を詳しくみていきましょう。
作りやすさを決めるのは「カードのステータス」と「発行会社」
作りやすいカードには特徴があります。それは「申込条件が少ない」ことです。老若男女に広く使って欲しいと考えるカード会社の審査は厳しくありません。特に
- カードのステータス
- カードの発行会社
の2点に注目しましょう。
■カードのステータス
クレジットカードにはランクがあります。
【エントリーレベル】一般カード
▼
【ミドルレベル】ゴールドカード
▼
【ハイレベル】プラチナカード
▼
【スーパーハイレベル】ブラックカード
初めてカードを作るときは、一般カードにすると作りやすいです。申込条件も年齢のみのところが多い傾向です。
■カードの発行会社
クレジットカードは、どこが発行しているかによってもカードを作る難易度が違ってきます。
審査 | 業種 | 企業例と内容 |
非常に厳しい | 外資系 | ダイナース ビジネス向け |
厳しい | 銀行 航空会社 百貨店 | 三井住友 JAL・三越 ステータスや信用重視 |
易しい | 信販 流通関係 消費者金融 | オリコ 楽天・イオン アコム 万人向け |
外資系はビジネス重視で特典も手厚く、審査が厳しくなっています。銀行も信用を重んじる業界なので厳しめです。
航空会社や百貨店は会社のイメージに合う、ある程度ステータスのある顧客を求めているので、しっかりとした審査をします。
逆に申し込みしやすい会社もあります。信販会社は元々分割払い(割賦販売)を得意としている会社なので気軽に申し込めるでしょう。
流通系や消費者金融系の企業は、カードを広く普及させ、顧客に便利な買い物やサービスを提供することを目指しています。審査基準が通常のクレジットカードとは異なる場合も多く、とても作りやすいでしょう。
作りやすいのは「年会費無料」で「流通系や消費者金融系」のカード
上で説明したように、作りやすいカードは
- 一般カード(年会費無料)
- 買い物やサービスを自社のカードで利用して欲しい流通系や消費者金融系のクレジットカード
です。一般カードは年会費無料のものが多いので、会費のあるなしで判断するとわかりやすいでしょう。
おすすめカードは

出典:楽天カード
楽天カードが発行するクレジットカードです。
申込条件は「18歳以上であればどなたでも」となっています。未成年でも親の同意は必要ありません。年会費は永年無料です。

出典:アコム
消費者金融のアコムが発行するクレジットカードです。申し込み条件は「安定した収入と返済能力を有する方でアコムの基準を満たす方」ですが、パートアルバイトでも働いていればOKです。年会費は永年無料です。
【審査ナシ】クレジットカードが作れないときの代用カード
特に過去に支払い遅延や延滞トラブルがある場合、クレジットカードを新規に作ることは難しいです。でもどうしてもクレジットカードを使わないといけない時があるかもしれません。
そんなときに代用となる3つのカードは
- 家族カード
- デビットカード
- プリペイドカード
です。それぞれ説明します。
家族カード
家族カードとは、クレジットカードを持つ本人の家族に対して発行するクレジットカードです。あなたが家族カードを持つ場合は、あなたの親や配偶者に家族カードを発行してもらうことになります。
クレジットカードの審査は発行者本人に対して行われるので、あなたの審査はありません。家族カードを使った場合の信用は発行者本人に蓄積されます。
デビットカード
デビットカードは、支払いと同時に自分の銀行口座から使った金額がリアルタイムで引き落とされます。カードには国際クレジットカードブランド(VISA、MASTERなど)がついており、クレジットカードとしての利用ができます。また、カードにもよりますが不正利用の際に補償されるものもあります。
自分の入金した範囲での利用になるので、デビットカードに審査はありません。
お持ちの普通預金口座でデビットカードが使えるかどうかを確認するとよいでしょう。
プリペイドカード
プリペイドカードとは、あらかじめ何らかの方法でチャージした金額の範囲内で利用する前払い式のカードです。お金の使い過ぎを防止できるなどのメリットがあります。カードには、VISAやMASTERなどの国際クレジットカードブランドが付いていることが一般的で、デビットカードと同様にクレジットカードとして利用できます。
プリペイドカードは店での買い物では使えますが、会費の自動引き落としに設定するクレジットカードとしては使用できないなど一部機能に制限があるため、注意しましょう。前払いチャージ式なので審査はありません。
auの決済サービス「au PAY プリペイドカード」やNTTdocomoの「dカード プリペイド」など、さまざまなものがあります。
まとめ:クレジットカードが作れない原因と対策を知って上手にカードを作ろう
まず、クレジットカードを作れない原因と対策を知りましょう。
■クレジットカードが作れない原因は8つ
- カード会社の申込条件を満たしていない
- 申込情報に虚偽がある
- 勤務先への在籍確認がとれない
- 収入が安定していない
- 短期間でクレジットカードの複数申し込みを繰り返す
- 他社借り入れが多く、返済能力がないと判断されている
- 信用情報に延滞情報が登録されている
- 初めてのクレジットカード作成で信用情報がない
あります。これらが満たされていないと「カードの支払い能力」に問題があると判断されます。
■クレジットカードを作るための対策は 6つ
- 延滞・滞納をしない
- キャッシングの利用限度額をゼロもしくは少なくする
- カードは期間を空けて申し込む
- 安定した収入を得る
- 申し込み時に正しい個人情報を記載する
- 審査に通りやすいクレジットカードを申し込む
あります。これらを満たすことで「カードの支払い能力」があると判断されやすいでしょう。
■作りやすいクレジットカードは
- カードのステータス
- カードの発行会社
で見分けましょう。
■特に作りやすいカードは
- 一般カード (年会費無料のカード)
- 買い物やサービスを自社のカードで利用して欲しい流通系や消費者金融系のクレジットカード
です。
■もしクレジットカードが作れない場合、代わりとなる審査のないカードは
- 家族カード
- デビットカード
- プリペイドカード
です。クレジットカードのように預金口座を利用してお金の支払いをする「決済機能」が利用できます。
上手にクレジットカードを作って暮らしの中で便利に使っていきましょう。